工事部 部長
前田 亮

Q:西日本興業に入社したきっかけを教えてください。

東京で大学生活を送ったあと、25歳の頃に地元の鹿児島へ戻ってきました。もともと会長と父が知り合いだった縁があって、当時鹿児島に本社があった西日本興業に営業として入社したのがきっかけです。営業といっても物を売る営業ではなく、公共工事の入札関係の仕事です。ただ、現場を何も知らないまま営業はできないだろうと、会社に「まず工事をやらせてほしい」とお願いして、1年ほど現場を経験しました。それが今の工事部につながっています。

Q:長年、西日本興業で働き続けてこられた理由は何ですか?

周りに恵まれていたからだと思います。今の社長をはじめ、いい方々が周りにいてくれたおかげです。私の中で仕事をする中の基準ははっきりしていて、「会社に必要とされている限りはいる。必要とされなくなったら辞める」ということです。施工管理は中間管理職のようなもので、協力会社さん、発注者さん、会社、それぞれの間に立つストレスのかかる仕事です。
その中、私を信頼してくれる託してくれるからこそ、様々な仕事の中でも責任感を持って仕事ができています。多くの方が長く働けているのは、そういうことなのかなと思っています。

Q:入社当時と比べて、会社の変化を感じる部分はありますか?

全然違いますね。昔は一人ひとりが「個人商店」のような働き方で、隣の現場が困っていても手伝いに行かない、若手に仕事を教える文化もない。横のつながりがほとんどない会社でした。
今はまったく逆です。技術力が上がって、薩摩川内市で表彰をいただいたり、総合評価で確実に仕事が取れるところまで来ています。そして何より、若い子たちが入ってきて雰囲気が柔らかくなった。事務所では普通に雑談が生まれるし、誰かが話を振ればわっと盛り上がる。昔を知っている人間からすると、本当に別の会社みたいです。

Q:若手社員に仕事を教えるとき、意識していることはありますか?

私の教え方は明確で、まず「ゼロの状態で聞きに来るな」と言っています。10あるうちの1でも2でも自分で調べて、基礎を理解してから来ないと、こちらが教えても絶対に理解できないですから。
そして、答えは教えません。教えるのは「やり方」です。答えを教えたら、答えを知っているだけの人間にしかならない。自分で調べて、間違ってもいいから自分なりの答えを持ってくる。その力をつけてもらわないと、本人も会社も成長しないと思っています。
もうひとつ大事にしているのは「努力の方向性」です。努力は量ではなく方向なんですよ。やるべきこと・やった方がいいこと・やらなくてもいいことを整理して、まず「やるべきこと=基礎」を確実に教えるようにしています。

Q:部長として、いま会社の未来をどう見ていますか?

正直、危機感が一番強いです。今、会社には30代がいません。あと5年もすればベテランが定年で一気に抜けて、その次は今の若いメンバーたちが主役になるんです。彼らに成長してもらわないと、会社は本当に立ち行かなくなる。
だから「教える」というより「成長してもらう」。答えを渡して「はい、よくできました」で終わらせるのではなく、自分で考えて仕事を回せる人になってもらう。それが今の私の一番の仕事だと思っています。若手が育って、自分が退いたあとも「西日本興業」の名前がいろんなところで聞かれたら、それは嬉しいですよね。

Q:どんな人が西日本興業で成長していけると思いますか?

自分の言葉と行動に責任を持てる人。当事者意識をきちんと持てる人です。
頭の良し悪しではありません。行動力があって、自分のやったことに「これはこういう流れでこう判断しました」と言える人は、最初はできなくても、基礎を覚えれば後からぐんと伸びていきます。逆に「言われたからやりました」で済ませてしまう人は、どこへ行っても伸びない。自分の仕事を自分事として引き受けられる人は、それだけで貴重な存在です。

Q:これから入社する方へメッセージをお願いします。

働きやすさや雰囲気の良さは、若いメンバーが話してくれている通りです。ただ、私から付け加えるなら、この仕事は、やるべきことを当たり前にやれば、ちゃんとできるようになる仕事です。私たちが責任を持って教えます。だからあなたは、自分で考えて、自分の言葉に責任を持って飛び込んできてほしい。そういう人と一緒に、この会社の次の20年を作りたいと思っています。